メダカ

野メダカと螺鈿光(らでんこう)メダカ

はじめに

 メダカと人生で一番最初に出会ったのは、3歳くらいの時だったと思います。当時住んでいた地域は、住宅の周りを小川や田んぼ、そしてそれらを取り巻く山々がありました。

 メダカは、小川、たんぼ、農業用水路 等様々な場所でみかけました。小さな手で俊敏なメダカを掴みたくてもつかめなかったことを覚えています。野メダカは泥の色に合わせて保護色機能を発揮しているので、ジッとしゃがんで見ていないと、太陽光による魚影やヒレの動きを見つけられませんでした。

 がむしゃらに網を入れ込んでも、下の泥が舞い上がるだけで、メダカは素早くどこかに隠れてしまうものでした。ですので、結局プラスチックの虫かごに水を入れて飼っていたのは、捕まえやすいサワガニ、ヤゴロウ(とんぼの幼虫)、イモリ、アマガエル、ザリガニなどでしたね(^-^)

 大自然にいっぱい勉強させてもらいましたし、思い出に色濃く残っています。現代の子供達が体験することが難しい貴重な経験だったと思います。

メダカの稚魚(針子)がやってきた

 娘はやっぱり私の娘でした。生き物に興味深々で、地や木を這う虫にすぐに手を伸ばしていきました。(但し、最近はクモと蛾とゴキブリは大嫌いなようです。)陸上動物も水生動物も図鑑を見ては「見てこれ、見て!」を連呼するようになりましたね(^-^)

 そんな娘が3歳の夏、科学館のイベントに親戚や妻と出かけて行きました。私は仕事で行かなかったのですが、楽しかったのかハイテンションになって帰ってきましたし、なぜか髪と服もびしょ濡れでタオルで拭いてました(カヌー体験をしたらしいです。ということは一回転覆したのかも・・・)。

 娘が片手に水をたっぷり入れたビニール袋をさげて跳ねてやってきました。「見てこれっ!メダコ、見てメダコっ!」

「(; ・`д・´)メダコ?」

 ビニール袋をみると、小さな小さなメダカの稚魚が7匹チヨチヨ泳いでました。三十年ぐらいぶりに突然メダカに会って、娘いわく「何とかして」でしたからね・・・ちょっと困ってました。

 でも最近はググれば大抵のことは調べることができたので、今何が必要か調べましたよ( ;∀;)でも今考えれば、自然界を想像して必要最低限の用品で済んだはずなんですけどね・・・娘に頼まれて多少 火がついた私は、自分の小遣いをさげてホームセンターに走ったわけです。

餌に素早く食いつく野メダカさん

そして、そして・・・

 結局は、私が飼育担当になってしまいました。(ほらね、こんなん親父の役目になるって分かってたよ~(ノД`)・゜・。)

 もともと生物飼育に慣れていた(大学は農学部でした)私は、毎朝仕事に行く前・毎晩仕事から帰った後、小さな観察からはじめ一番簡単な飼育方法でメダカにとってもベストな生態系を作ろうと意気込んでいました。

 ところが既成概念と現実は程遠く、色々チャレンジするはめになりましたし、小遣いがあれよあれよと羽つけて飛んで行きました。(”ω”)ノ

 でもかなり節約はしました。水草もアナカリスを河川まで取りにいったり、餌は実家の親父にもらいにいったり、カワニナを河川まで取りにいったり(最初ペットショップのイシマキガイを購入してましたが、淡水では繁殖しない、水温に敏感で長生きもしないから・・・でも水槽にカワニナはやめた方が良いです・・・理由はもっと後の記事で載せますね)

 水槽は30センチ程度のプラスチック立方体で、ろ過装置やソイルがセットになったやつでした。何で水槽にしたかというと、メダカの生態を子供と一緒に横から見たかったからです(^-^)

 やがて、メダカ稚魚たちは育成し成魚となって産卵を始めました。ところが、産卵したメダカを他のメダカが追いかけ卵を食べたり、アナカリスに産み付けた卵を産み付けた親メダカが食べたり、水中を彷徨っている卵をろ過装置が吸ってしまったり・・・テンヤワンヤでした。

 結局、また45㎝程度の横長で浅い水槽を買ってそれに親メダカを移し、卵と親メダカを完全に隔離しました。

 そこからでしたね、卵をみつけたら分離・隔離、孵化してある程度育成するまで親メダカとは一緒にせず(親メダカは、口に入るサイズのものは何でも食べます。卵だろうが自分の稚魚だろうが・・・)、繁殖させていきました。最終的に絶滅危惧種(レッドデータブックに登録されている)野メダカは、30匹まで増えました。娘の親父は一人で頑張りました・・・(/ω\)

プラスチック水槽ではヒメダカに見えましたが、保護色機能でそう見えただけでした。

まとめ

 安定的な繁殖に成功したことは良かったのですが、入れられる容器をいくら増やしてもキリがないのです。お金がかさんでいくだけ。でも子供へ命の大切さや、生物の難しさ儚さ面白さは十分伝えることができました。

 それから自宅引越して、メダカも引越先へ連れて行きました。メダカ室内簡単飼育のために直径54㎝・高さ20㎝程度の大きめのプラスチック鉢を購入し(室内飼育での水槽は藻が生えると見苦しいし掃除が大変でした。

 カワニナがいることで大分違いますが、藻がなくなると少しずつ死んでいきます)螺鈿光メダカと一緒に飼育しています。しかも、仕事場である事務所の机そばにです。(^-^)

 メダカの上見も結構良いですよ。小さな小さな鯉を見ている雰囲気です。そして、なぜだか心が癒されます。もし興味のある方いらしたら、小さな容器でも簡単に飼育できるので、癒されてはいかがでしょうか?野メダカも1~2年の寿命と言われていますが、うちのは3年以上生きてますよ~(^-^)

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