ビオトープ

植物と同じ緑色系統なのに植物を引き立ててくれます。天女の舞幹之の稚魚たちがいます。

はじめに

 40歳を前にして始めたビオトープ。

 何物にも代えがたい癒し。

 その世界を支える睡蓮鉢。

 ビオトープ初心者であったにもかかわらず、プラスチック製のメダカ鉢に魅力を感じず、あえて陶器を選びました。

 魅力ばかりではなく、メダカにも植物にもバクテリアにも影響を及ぼすその差は大きいです。プラスチック製と陶器との差。結果は言わずもがな、陶器の圧勝。陶器の性質は後述します。

 私だけのビオトープ世界は、ますます広がりを見せて、あとになって信楽焼を知ります。

 ネットで注文しなければならない(本当は自分の目で見て購入したい)ので、多少抵抗がありましたが、信楽焼を手にとって、目でみて、香りをかいで、やはり日本の伝統工芸品は、”素晴らしい”と実感しました。

 今回はその魅力の一部を紹介します。

そもそも陶器とは?

信楽焼ではありません。信楽焼風の陶器。色々な品種を飼育してくれました。

焼き物は大きく分けて、陶器磁器にわかれるようです。

陶器と磁器の一番の大きな違い材料の違いです。
一般的に・・・

陶器は土物

磁器は石物

 土物とは、主に自然界から取れる粘土(地面を掘った時に出る粘土層)を原料としており、


 石物とは、陶石と呼ばれる石の粉(ガラスの材料で使われる長石、けい石を多く含有する)に粘りを与えるために粘土を混ぜて使用するものらしいです。

 材料の違いはもちろん焼成後の特徴に変化を与えます。


 粘土を主原料とする陶器はたたくと鈍い音がしますが、

 石の粉を材料とする磁器は焼成後に半ガラス質となるため、たたくと高い澄んだ音がします。

 陶器は土の素朴な風合いや職人さんの手作業の温かさ感じられ、磁器には表面の美しさや実用性の高さがあります。

 陶器は、素地自体は吸水性があるため、水物を入れるのであればそのままでは駄目です。釉薬(ゆうやく)を塗り、焼成し、水の吸収を抑えています。

また、陶器は焼き締まりが弱い(緻密性が低い)ため、目に見えない小さな空気内部にたくさんあります。

 その一方で磁器は焼き締まりが強い(緻密性が高い)ため、ガラス化が進んで空気がほとんどないといえます。

すなわち、

陶器製の睡蓮鉢に水でもお湯でも入れた場合、その小さな空気の層が外気に対して断熱効果を発揮し、保温力を高めてくれるのです。そして、保温力が磁器よりも高いということになります。

鮫肌ような信楽焼。オーロラブラックラメの種親を入れています。

 この保温力が、メダカにも植物にもバクテリアにも大事なんです。陶器は、プラスチック製品のように割れにくい・軽い・安いといったメリットを持ちません。でも・・・

生命の根源たるものは

「水」

ビオトープでもそれは一緒です。わずかな水温差を見逃すことはバクテリアの生命を無視していることと一緒になります。

 水質を作るのはバクテリア。そのバクテリアの構成が水温によりガラっと変わったとき、果たしてメダカや植物(または水草)に何も悪影響はないのでしょうか?

 そうです。あなたが思っているとおり、影響があります。

 ですから、できるだけ急激な気温の変化を水温に与えないためには、水温を緩やかに上下させてくれる断熱性の高い(保温力の高い)陶器が、ビオトープには最適なんです。勿論、その仕上がりや手触りもビオトープが好きな方々に最適です。(^-^)

信楽焼ではありません。陶器の火鉢です。この黄色と同じくオーロラ黄ラメ新系統ペアがいます。

信楽焼

信楽焼の金ソバ。お気に入りです(^-^)。オーロラ黄ラメ新系統の針子と稚魚がいます。

 ここからは、Wikipediaから内容を抜粋していきます。

 信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町を中心に作られる陶器です。日本六古窯の一つになります。 日本六古窯(にほんろっこよう)とは、日本古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの窯の総称になります。

 もともとは狸の置物が有名なようですね(*^^*)。

  信楽特有の土味を発揮して、登窯、窖窯の焼成によって得られる温かみのある火色(緋色)の発色と自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに特色づけられ、土と炎が織りなす芸術として“わび・さび”の趣を今に伝えています。

 信楽の土は、耐火性に富み可塑性とともに腰が強いといわれ、「大物づくり」に適し、かつ「小物づくり」においても細工しやすい粘性であり、多種多様のバラエティーに富んだ信楽焼が開発されています。

 ですから睡蓮鉢に限らず、様々な商品がネット上で見ることができます。

 その歴史は深く、鎌倉時代後期から発展してきたようです。歴史の経緯はかなりのボリュームになりますので、Wikipediaをご参照くださいませ。

もう一つの鮫肌模様の信楽焼。やや大きめでオーロラ黄ラメ新系統の綺麗な稚魚たちがいます。

信楽焼の特徴

この信楽焼 金ソバは直径が大きいです。沢山孵化したオーロラブラックラメの稚魚たちが群泳中。

 信楽焼の特徴は、土中の鉄分が赤く発色する火色。また窯のなかで炎の勢いにより器物に灰のふりかかる、灰かぶりの現象による自然降灰釉(ビードロ釉)の付着もあります。さらに、薪の灰に埋まり黒褐色になる「焦げ」も含めた、炎が生み出す独特の焼き上がりとしてあるようです。

 信楽にはしばしば見られる特徴的な窯変の現象もあるようです。器面の素地が荒く、細かな石粒(石英粒や長石粒、珪砂)などが多く含まれていることも特徴の一つだそうです。手にした瞬間にそのザラツキが感じられます。手にしっとりと馴染むザラツキで、手滑りもしにくいですね(^-^)。

 信楽焼の焼かれた甲賀地域(滋賀県最南部)は、伊賀地域(三重県)と隣接し、そのため信楽焼伊賀焼は雰囲気がよく似ているらしいです。実際に比較しながら見たことがないため何とも言えません。これは同じ古琵琶湖層の粘土層を利用しているためらしいですよ(*^^*)。

 「信楽」と呼ばれる信楽特有の土味を発揮して、素朴であたたかい情感は、この古琵琶湖層の粘土が根源にあるからだと言われています。

 灰釉の他にも、植木鉢や火鉢に見られる「なまこ釉」など、絵付の商品が少ないためか釉薬(ゆうやく、うわくすり)の種類が多いことや、大物づくりの成型、乾燥、焼成技術なども信楽焼の代表的な特徴のようです。

 各窯元の商品ラインナップご覧になってみてください。それぞれの窯元やその職人の個性がバラエティや深味となって出ています。

 ちなみに「これはすごい!!」と思って価格を見たら「!!!っ( ;∀;)」ってなります。

おわりに

上から見ると面白い形をした信楽焼です。

 こちらは、”薩摩めだか”さんで予約注文したメダカ品種ペアを飼育している睡蓮鉢になります。品種はもう少ししたらご紹介しますね(^-^)。

 ちょっと特別な気持ちで繁殖に臨むので、同じ信楽焼でも今までとは異なるタイプのものを購入しました。繁殖時期にはちょっと遅いので、加温機も入っています。

 睡蓮鉢自体に深味があり、細かな石粒の手触りも良く、早く用意している植物を置きたいのですが、繁殖対策真っ最中のなので・・・置くに置けないという・・・。まあなくなるものではないので、気長にいこうと思います。

 早く産卵してくれたらいいんですけどね~(>_<)。

最後までご購読ありがとうございました!(^^)!