人間関係

人間関係と会話とは?

”よくやった” こんなグラスあればいいのに(>_<)

はじめに

 (ストレスも溜まってきたし、そろそろ呑みに行きたいなぁ・・・)って思いながら誰かを誘っていこうと考えたとします。誰を誘うかすぐ決まりますか?美味しい料理とうまいビールと焼酎、そしてその相手。

 以前の私の場合であれば、愚痴でもいいながら、料理と酒を堪能し、ぐっすり寝るが何かストレス発散しているような気になりました。イライラしている時間が長いよりは、何も考えずにさっさと寝れる方がいいじゃんって。

 でも経験上、若い頃は別でしたけど、翌日の朝はスッキリとはいきませんし、かえって気だるくなります。それ以前に、呑んで食べて店から出た後、何かモヤモヤしているんです。呑み相手と同じ内容や相手のことでイライラしてその愚痴を出し切ったはずなのに、家路にある自分が悲しいような余計イライラするような・・・これで明日からスッキリ頑張れるつもりだったはずなのに、そんな気分じゃないんです。4時間近くも同じ店で、話を出し尽くしているにも関わらずです。

 そして、また違う呑み会をした時は、別に意図せずに違う相手とお互いの経営の健闘をたたえながら、夢の話や家族の将来の話をしました。これまた4時間近く同じ店で後半は酒ばかり呑みながら(最後当たりは、アルバイトスタッフさんに、「もうすぐ閉店になるんですけど・・・」って言われてましたね)話し込んでいました。お酒の力は別として、ちゃんと意識も動きもはっきりしながら、思うんです。(何か軽い。持ってた大きな石を店に置いてきた?明日が待ち遠しいし、早く家族に会いたい)っていう気分なんです。

 若い頃の呑み会の中で薄々感じてはいたんですけど、その日のコンディション次第で変わるものだと思ってました。お酒は悪いものじゃありません。呑みすぎなければ。呑む時に誰かとワイワイ言いながら呑むのは最高です。自分の年齢やコンディションのせいじゃないんだと気づくのに半生もかかった・・・だけど残りの半生は”いい呑み会”にすれば良いだけのことです(^-^)

 肝要なことは、話す内容と質です。それ次第で、自分の重たい石を取り払うこともできますし、相手も積極的に「今度また呑もう!いつ空いてる?」と誘ってくるようになります。新しい情報と現実味を帯びてきた夢を交換する機会が増えるというものです。

 今回は、ちょっとだけそのへんを紹介します。

その場にいない人をけなすと嫌われる

 ホンマでっかTVに出演している心理学者・臨床心理士の植木理恵先生の本でこんな行動心理学の実験の結果を紹介しています。

 オハイオ州立大学ニューアーク校のジョン・スコウロンスキは”うわさ話”に関するとある実験を行いました。

 スコウロンスキはまず、一人の人物が友人や知人について喋っているビデオテープを用意しました。話している内容の中には

「あいつは動物が嫌いなんだ。この前も買い物に行く途中に見かけた子犬を蹴飛ばしていたよ」

 というように、かなり不快な内容も含まれていました。

 実験の参加者にこのようなテープを見せた後に、ビデオの中の語り手(人物)についての印象を尋ねました。すると・・・

 嫌な人間について語られた場合、ビデオの中の語り手(人物)の人間性はまったく知らないにも関わらず、語り手自身も嫌な人間である と参加者たちが感じていることがわかりました。

 つまり、嫌な人物について語っていた当人までもが、聞き手にとって嫌な人物であるという印象になったのです。

 この現象は、自発的特徴変換と呼ばれるもので、話の内容が話している本人と結びついてしまう、というものです。これはうわさ話をすることのデメリット部分です。

 一方でうわさ話にはメリットもあります。つまりこの自発的特徴変換を利用すれば良いことになります。例えば、友人や仲間の長所やよい行動について楽しそうに話せば、あなた自身もその長所を持つ、良い人間であると見られることになるのです。

好意的に見られたい相手に対しては、否定的な話をせず、うわさ話であっても良い話やポジティブな話をするようにした方が良いです。

 それと後もう一つ植木理恵先生の同じ本の中から、この流れで紹介したいものがあります。

愚痴と普段の会話で発散できるストレスの大きさは変わらない

 1999年(もう約20年前です)に行われた調査の結果では、90%もの人が不幸な体験を人に話すことで、気持ちが楽になると考えていることが分かっているようです。一般的な心理カウンセリングや心理セラピーなども、つらさを人を分かち合うことこそが、不幸やトラウマを乗り越える最適な方法であると指導しているようです。

 このことが本当かどうか、ルーヴァン大学の心理学者であるゼックとリメは、2005年にとある実験を行いました。二人は参加者に「これまでに経験した精神的に最も苦痛だった事柄で、今もつらく誰かに話したいと感じること」を選び出させました。

 参加者の半数には、離婚や身近な人の死、幼少期の虐待など そのつらい出来事について話してもらいました。

 残りの半数には、それとはなんの関係もない、ごく普通の一日の出来事について話してもらいました。

 その1週間後と2か月後に参加者全員を再度集めて、それぞれが感じている幸福感についてのアンケートを実施しました。その結果

精神的苦痛について話し、つらさを分け合ったはずの人々も、なんでもない一日について話した人々も、感じている幸福感に明確な違いはなかった のです。

 このことから、「つらい経験を他人に話して分かち合う」ことの効果はあまりないことが分かりました。

 私としても終始相手の愚痴を聞き手として過ごすのは、疲れます。愚痴は聞き手にも負担を与えます。自分が愚痴をこぼしているときは、ちょっと注意しなければいけません。多分ですが、愚痴をこぼしているその場その場では、本人の辛さや悲しみは軽減されていますが、結局現実問題として何か解決されたかというと、その翌日から変わりない生活が待っています。日にちが経過すると、すぐ元通りの状態に戻るということではないでしょうか。

 でも、辛い・きつい・悲しいといったマイナス思考を解消せずに放置することは絶対に良くないです。例えばリラックス効果をあげる代表的な方法として”散歩をする”、”コーヒーを飲む”、”読書”、どれが一番効果があると思いますか?

 ”読書”だそうです。他の2つより効果が大きく、読書開始から6分でリラックス効果が表れたということです(サセックス大学研究)。

 かなり以外ですが、自分をリラックスさせる簡単でお金のかからない方法があるとすれば、それが一番ですね。日記を書く(ブログでもFacebookでもいいのかもしれません)ことも良いらしいですよ。

まとめ

 私が若い頃は、同僚と愚痴をこぼし合ったり、組織の不平等や不合理について激しく怒り合ったり慰め合ったり、失恋についてため息まじりに話し込んだりと色々な呑み会をしました。体力的に有り余っていたので、バカ騒ぎもしましたし、全裸になったために出入り禁止になったお店もありましたね。( ;∀;)

 諸先輩たちがたびたび言ったものでした。

「お酒はね、楽しく呑みなさい(^-^)。でも人に迷惑かけるなよ」って

 そのとおりです。いや、そのとおりですって言える年齢になったという感じです。会話は気を使え!じゃなくて会話はお互いを思いやって、お互いに楽しい今と将来を語り合えるのが一番です。

 呑み会の最初の前半はネガティブな話でもいいかもしれません。その場で降ろしてしまいたい石もあるでしょう。後半は、「お、いいねいいね~」って言えるポジティブ話にしたほうが、呑み会の幕引きも後味よろしいと思います。

 私も遠方にいて中々会えない友人や恩人と呑み会して、色々と朝方まで話し込みたいです。その人たちと会うタイミングが偶然の必然でやってくることを楽しみにしています。

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